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日本語の中国語への「恩返し」の功績




■ 日本語の中国語への「恩返し」の功績 ■

文 中国社会科学院文学院 李兆忠

http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/200303/fangtan.htm

しかし日本の学者は、実用的で柔軟なやり方で、「文字本位制」の制限を受けずに、
意訳の方法によって、数多くの多音節の語彙を作り出し、みごとに西洋の概念を
置き換えることに成功した。これによって、日本が西洋に学び、「近代化」の道
を歩んでいくうえで、言語の面で道路が舗装されたのだった。

われわれ中国人は、これに驚く必要はない。率直に言えば、現在の中国で
使われている中国語の語彙の多くは、20世紀初めに日本から導入されたものだからだ。
たとえば、「金融」「投資」「抽象」など、現代中国語の中の社会科学に関する
語彙の60~70%は、日本語から来たものだという統計がある。


もし日本が、漢字を借用して西洋の概念を置き換えることをしなかったら、
現代の中国語はいったいどのようになっていただろうか。おそらく今よりも寂
しいものになっていたのではないだろうか。多分、強い刺激や栄養に欠けて
いるため、すばやく「近代化」することが難しくなったに違いない。

日本のすごいところは、中国の漢字に対して、受動的にそのまま受け入れるのでもなく、
愚かにも高慢にそれを拒否するのでもない、自発的にそれを手に入れ、徹底的にそれを
消化した後、自分の必要に応じて大胆な改造を行い、自分の言語にしてしまうところだ。
だからこそ漢字は、日本にしっかりと根を下ろし、西洋文化の猛烈な襲来に耐えること
ができたのである。

こうした角度から見れば、日本語の中国語への「恩返し」の功績を、
われわれは決して忘れてはならないのである。

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